いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

葬儀から、帰った後

昨日の記事の続き。あの時のこと。




自分の実家に帰って夕食を出された。温かい鍋。
食欲は全くなかった。でも家族には心配をかけたくない。食べるしかない。
汁を啜り、具を少しだけ食べた。
それだけで涙が出そうだった。
温かい・・なのに彼は、冷たかった。
”彼だったモノ”はいずれ冷たい石の中に入れられるんだ。
そう思ってしまった。


夕食を終え、実家を後にする。
正直私は抜け殻状態だった。
ただやっぱり、”終わってしまったんだ”という思いだけはずっと心に根付いていた。
それ以外、何も考えられなかった。
次の日は月曜日。
出勤しなくてはならなかった。
ただの恋人である私には、もちろん忌引き休暇は与えられないから。
私の性格上、一度休んだら出られなくなる。
無理にでも出勤しようとした。
でも、こんな心境じゃ無理だ。迷惑がかかる。最終的にはそう判断した。
先輩や上司に連絡し、一日だけ休みをいただいた。
すんなり了承していただけた。ありがたい。


12月7日。月曜日。
朝起きて、変わっていない現実に絶望した。
そしてその後はひたすら涙を流していた。
誰にも気遣うことなく泣き、叫んだ。
ひたすら彼の名前を呼んだ。
自分の中にこんなに水分があったんだ・・と感心してしまうほど、泣いて泣いて泣き続けた。
天井に手を伸ばして、
「〇〇ー〇〇ー私も連れてって!!お願いだから連れてって!!一緒に逝かせてよー一緒にいたいよー。〇〇だってわかるでしょ?だから連れてってよー!!」
と数十分叫んだりもした。


このままではおかしくなってしまう。
仕事も辛いと思ったけれど、何もせず、彼がいない絶望感を実感させられる生活の方がダメだ。その一日で実感したことだった。
なので、次の日から仕事には復帰した。
たくさんたくさん、作り笑いをしたけれど。
想像以上に仕事をするのはキツかった。
でも彼のせいで仕事をダメにしてはいけない。
この仕事に就いた時、彼はとても喜んでくれたから。
その思いだけでやった。
結局全然できていなくて、しばらくは周りの方からフォローしていただいたけれど。



私が自分の中で積みあがっていく思いに耐え切れず、ブログを開設したのはここから約1ヵ月後のことだった。
周りに似た経験をした方がおらず、とにかくいろんな人と交流したかったから。

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