いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

自分と重ねて

昨日までの疲れが溜まっていたのか。
今日は昼まで寝倒した。
そして午後からは久しぶりのアロママッサージ。
全身をほぐしてもらい、とてもリラックスできた。


その後、スッキリした身体で彼のお墓へ行く。
日中はかなり暑かったけれど、夕方は心地よい風が吹いていた。
墓地へ着くと相変わらずそこには誰もいなかった。
花とお菓子を供え、線香をあげて彼とゆっくり話をする。
今日は天気も良く、時間がゆっくり流れているように感じられて、穏やかな気持ちで彼と向き合うことができた。
近況とか、これからのこと・・たくさん話すことができたと思う。


するともう一台、墓地に車が来た。
珍しい・・と思った。
お盆でもお彼岸でもない今、この時間帯に人が来るなんて滅多になかったからだ。
車から降りてきた人は遠目なので断定はできないが、おそらく40代くらいの男性。
彼のお墓の数列後ろのお墓に向かっていった。
しばらくすると、何かを話している声も聞こえた。


それから更に数分経って、私が帰ろうと自分の車に移動した時、その男の人が見えた。
お墓の前に蹲り、俯いている。
何となくわかった。泣いている・・と。
隣にはわりと真新しい墓誌。
もしかしたら、と思った。
あの人は・・最愛の人を亡くされて日が浅いのではないかと。
伴侶なのか、親なのか、子どもなのか、それはわからない。
でも雰囲気的に何となくそうではないかと思った。


私は急いで墓地をあとにした。
一人になりたいんじゃないか・・そう感じてしまったから。
私も今でこそ落ち着いて彼のお墓と向き合えるが、以前はそうではなかったから。
お墓の前で泣いて取り乱したことだってあった。
あの人だって同じだろう、と。
最愛の人と2人で過ごしたいだろう。
自分の感情を人目を気にせずぶつけたいだろう・・・と自分と重ねてしまっていた。


もちろんこれは私の推測だから、もしかしたら全然違うのかもしれない。
でもあの人が・・あの後少しでも静かで穏やかな時間を過ごせていたら・・願わずにはいられない。

×

非ログインユーザーとして返信する