いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

葬式が始まるまで

再び続き。あの時のこと。



お通夜が終わって自宅に戻る。
家族とは一言もしゃべらなかった。
というよりしゃべることができなかった。


夜。布団に入って悶々と考える。
明日、彼と本当にお別れになってしまうらしい。
そしてまた自分のアパートに帰らなくちゃいけない。
日常に戻らなくちゃいけない。
私はそれに耐えられる?
いやだ、考えたくない。
そんなことの無限ループ。


馬鹿だと思われるかもしれないけど、この時はこれが現実だと認めたくなかった。
これは間違い。絶対にどこかで修正される。
必ず彼が隣で笑ってくれる日がくる。
例えば朝起きたらとか・・・
なんて半分本気で考えていた。


だから次の日。葬儀の日。
目が覚めても現実が変わっていなかった時、おかしいな?と思った。
絶望したとかじゃなくて、この茶番に、非現実にいつまでつきあわなくてはいけないのかな?なんて考えていた。
だって現実だなんて思っていなかったから。


それでも今日が彼の肉体とのお別れなんだって、頭のどこかではわかっていた。
だから準備をして家を出た。
途中で彼の肉体と今生のお別れになった時、私は発狂しないかな?なんて感じたけど、考えないようにした。

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