いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

ゴールデンウィークの想い出(1)

5年前の今日。2013年4月29日。
私は彼とドライブデートしていた。
この日の予定は珍しく決まっていた。
昼間は花の綺麗な公園で散歩して、夜は綺麗なイルミネーション(この時期にしては珍しいけれど)を見に行くつもりだった。
何故こんなに鮮明に記憶に残っているかというと、この日の彼がものすごく可愛かったからだ。
・・・そういえば、私は何回もブログで彼のことを可愛いと書いているが、やっぱり成人男性は可愛いと言われるのは嫌なのかな・・
彼に訊いておけば良かった。もう訊けないけど。


話を戻す。
公園もイルミネーションも、場所が当時私たちの住んでいた街から少し離れていた。
彼の車にはナビがない。
彼も私も方向音痴。
大丈夫かな?と彼と電話で話していた。
でも彼が「大丈夫!当日までばっちり調べておくから!俺、こういう記憶力はいいと思うから!」と言ってくれたので、おまかせすることにした。


当日。
「この公園行くの初めてだから楽しみ~」なんて話をしながらドライブする。
彼も全然迷わずに運転してる・・と思ったけど、方向がおかしい。
私も事前に公園の場所は調べたから、おおまかな道はわかっていた。
でも明らかにその方向と違う。
”何か違う気がするけど・・でもこの間あんなに自信満々に言ってたしな。こっちの道の方が近道なのかな・・・”なんて思ってると、「もうすぐ着くよ~」と彼の声。
そして到着したのはイ ル ミ ネ ー シ ョ ン の 場 所。
イベントがあるのは夜なので、もちろんそこには誰もいない。
彼は呆然。私は大笑いしてしまった。
「ごめん、ナナドゴブ。道順を逆に覚えていた・・」としょんぼりする彼が可愛くて、愛おしくて・・あぁ幸せだなぁって実感した。


この日のデート。
駐車場が満車で結局入れなかったこととか、イルミネーションの迫力がすごかったとか、彼がイルミネーション近くでやっていた屋台でいろいろ買って頬張っていた姿が可愛かったととか、いろいろ想い出がある。
でも一番印象に残っているのは道に迷ったことかな。
彼からみれば消したい想い出なのかもしれないが、私にとってはすごく嬉しかった想い出の一つ。
自惚れかもしれないけれど、私のために調べてくれた、私を喜ばせようとしてくれた・・そんな彼の愛情を感じられる出来事だったから。

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