いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

皆既月食

今日は皆既月食だったらしい。
らしい・・というのは帰ってきてからその事実を知ったから。


仕事から帰って。
アパートの駐車場から観た月はものすごく綺麗だった。
うっすら雲がかかっている。朧月。
ここ最近は曇り空だったから、月なんて久しぶりに観た。
思わず「うわぁ・・〇〇、月が綺麗だよ。」なんて声に出して言ってしまった。


これは私の主観だが・・今日の月はいつもより大きく見えて。
月明かりも優しく周りを照らしているような感じがした。
もし月の近くに行ったら彼が待っててくれてるんじゃないか、なんて錯覚すら覚えた。
彼からは今日の月は観えていただろうか。
もしかしたら、私よりずっと大きくずっと綺麗に観えていたかもしれない。
同じ空の下にはいなくても、空の近くにはいるんじゃないか・・なんて柄にもないことを思ったりもした。
でも結局どこにいるかわからないんだよな。
いたとしても認識できないし。
どこに行ってしまったのか。
そもそもいるのか。
なんて事を考えて少し凹んだりもした。


ちなみに全国でみられる皆既月食が前回起こったのは2015年4月4日らしい。
この時はまだ、彼はいたんだよなぁ。
ちょうど私も転職したばかりで、彼との結婚にかなり近づけたと思っていた時期。
夢と希望に溢れていた時期。
その頃のことを思い出して、少し胸が苦しくなった。
こんなことになるんだったら、あの時彼と皆既月食を観ておくんだった。
少しでも一緒に綺麗なものを観て、気持ちを共有したかった。

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