いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

斎場での彼との対面

この記事の続き。再び、あの時のこと。
彼とのお別れのことは、何とか年内で書き終えたい。
2017年当初にたてた目標は全部中途半端だったけど、何とかこれだけは。



しばらく車を走らせ、斎場に着いた。
外に「〇〇家」と彼の苗字が書かれていた。
中に入り、斎場の人に彼が寝かされている部屋へ案内してもらった。
部屋に入る。
彼は畳の上に寝かされていた。
そしてその周りには彼のご家族。そして初めてお会いする親族の方。
私は慌てて礼をする。
そして改めて彼に向かって手を合わせた。
全然、現実味がなかったけれど。
彼は薄い着物を着て、上にはペラペラの布団しか掛けられていなかった。
とても寒そうに見えた。
当時は冬の入り。
彼は寒さが苦手だったから、本当はもっとあたたかくしてあげたかった。
そんなこと、無理なのは承知していたけれど。


彼の顔を改めてみる。
最期の瞬間以来だった。
最期は挿管されていたから苦しそうに見えたけど、その時は管も取り外されているからかとても穏やかに見えた。
口をほんの少し開けて、ただ眠っているだけに見えた。
化粧のせいもあるからかもしれないが、顔色も以前とほぼ変わらない。
でも彼はいつも寝ている時に鼾をかいているが、この時はかいていなかった。
やっぱり、息はしていないんだって思った。
落胆した。


その後は彼のご家族と、遺影の写真はどうすればいいかとか、彼のこととかいろいろ話したと思うが、正直言って詳しくは覚えていない。
不遜な態度をとっていなかったか、今思うと心配だ。



この時の記憶はやっぱり曖昧だ。
自分が何を感じたか、なんてほとんど覚えていない。
ただとてつもない虚無感に襲われていたように思う。
だからどうしてもこの時のことを文章にすると、ただ単にやったことを並べるだけになってしまう。


本当はもっと書くつもりだったけど、今日はここまで。
やっぱりしんどい。
正直何度もパソコンを打つ手が止まった。
たったこれだけの文章なのに。
こんなにスローペースで、本当に書き上げられるんだろうか。

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