いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

笑顔で

毎日毎日、とにかく仕事に追われていた。
大変だ、とか疲れた、とかこれからどうしよう、なんて考えている暇もなかった。
明らかに一人に対して任される仕事量じゃなかった。
いや、要領のいい人ならこなせるのかもしれないけれど。
要領の悪い人間の見本のような自分では無理だった。


ここ2~3週間の私は傍から見て本当にひどかったと思う。
自分の中の余裕のなさが、もう完全に外に出てしまっていた。
患者や家族に接していない時は、常に”話しかけんじゃねーよ”という雰囲気を醸し出していたらしい。
同僚からそれを聞いた時、またやってしまったと思った。
まだまだ未熟な自分とはいえ、社会人としてどうなんだ・・と。


このままじゃいけない!と思い、今日はとりあえず話しかけられたら笑顔で対応することと、途中で想定外の仕事が入り込んだとしても後回しにしないことを心がけた。
そんなこと、当たり前のことだろと思われそうだが、忙殺されている時は意外とできていないもの。
実際、今までできていなかったと今日、痛感させられた。
ただ上記のことを心がけることによって、今日も仕事は大変だったけれど何とかできた部分もあったかな、とか誰かの力になることはできたかな、なんて自分を振り返ることもできた。
それすらも最近、実感できていなかったから。
明日からも仕事量は変わらないと思うから、今日得た充足感を糧に、また頑張っていこうと思っている。


「笑顔で頑張っているナナドゴブが好きだよ」
彼はそう言ってくれた。
これからも彼が好きになってくれた自分でいたい!なんて言いつつ、それを見失いそうになっていた自分。
ここが踏ん張り時なのかもしれない。
彼がいた頃とは比べ物にならないくらいの仕事量。
でもそれを、笑顔でこなすことができるようになれば、彼も喜んでくれるかもしれない。

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