いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

あの時までだった


私が彼との未来を思い描けたのは、思えばあの日までだった。
2015年12月1日。
この日から合併症は出ていたけれど、程度はそんなにひどくなかったから。
彼がうわごとながらもはっきり言葉を喋っていたのもこの日まで。
あの時私は、どうか合併症がこれ以上ひどくなりませんように・・と祈ることしかできなかった。
その願いは無残にも打ち砕かれてしまうのだけれど。


”このままだと彼にはまた、新たな障害が残るな”
”支えていかなくちゃ、私が。これからどうするのか、きちんと考えなくちゃ”
”結婚は来年か、再来年って言ってたけどちょっと厳しいかな”
”私は・・彼を支えられるのだろうか”
この時は、こんな思いもぐるぐるしていた。


今、思い返すと本当にひどいと思う。
彼の心配、というより自分の心配をしていた。
最低だ。
こんなことを思っていたから、彼は私のところにはいられないと思って逝ってしまったのだろうか。
”どんなことがあっても私がいるから!”
そう思っていたら、彼はこちらに残ってくれたのだろうか。
今でも時々そう考えることがある。


未来を考えることができる。
それができるだけでも幸せだったんだ。
私はもう、それさえ絶たれてしまったから。

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