いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

くも膜下出血

彼は外傷性くも膜下出血の合併症が原因でいなくなった。
そのため「くも膜下出血」という病名にはどうしても敏感に反応してしまう。


今日、病院に行きカルテを見てみると、くも膜下出血の患者が休みの間に入院していた。
比較的年齢もお若い方。
入院する数日前から頭痛があったそうだが、市販の薬を飲んで対処していた。
それが昨日の昼、突然頭痛がひどくなり嘔吐したため受診。
くも膜下出血と診断され即入院したとのこと。
原因は動脈瘤の破裂。そしておそらく病院に来た時は再破裂だった・・とのこと。
最初に破裂したのはおそらく頭痛があった数日前だ。
今は合併症が起きないように、沈静をかけ点滴治療をしている。


くも膜下出血というとよく『頭を金属バットで殴られたような凄まじい痛みを伴う』と聞いたことがある人も多いだろう。
でも稀に・・破裂とまでいかず動脈瘤から少し血が滲む程度だと、普通の頭痛と勘違いするような痛みしか出ないことがある。
特にもともと頭痛持ちだと、いつものことだと片づけてしまい発見が遅れることがある。
くも膜下出血の治療は一刻を争うことが多い。
また、動脈瘤破裂を何回も繰り返すと予後も悪くなり、最悪の場合もありうる。


これからは季節柄、脳出血やくも膜下出血が増える。
頭痛の他に手足のしびれや麻痺、ろれつがまわらない、眩暈がする、嘔気嘔吐があったりだとか、頭痛が何日もおさまらないとかの症状があったら・・
少しでもおかしいと感じたら受診してほしい。
何でもなかったらそれはそれで良いのだから。


少しでも、悲しい思いをする人が減ってほしい。
思い悩む人が減ってほしい。
医療従事者として、大切な人を亡くした人間として心からそう思う。

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