彼の実家に行って
ついさっき・・。
彼のお母さんにお花を渡してきた。
そして、
「もうお花はいいですからね。」
と言われてしまった。
「あなたにはあなたの人生がある。」
「お花をもらうとまだ想っていただけてるんだな、と嬉しくもなるけれど、同時に息子が申し訳ないことをしたと思って私達も辛くなる。」と。
私は何も言えなかった。
いつかは・・いや、そろそろ言われるんじゃないかと思ってた。
この言葉。
覚悟はしていたけれど、実際に言われるとなかなか辛いものがあった。
お母さんは私のことを思って言ってくださったと思うから、余計に。
玄関先で彼のお母さんとの短い会話。
お父さんは出て来られなかった。
私が来ていることには気付いておられたと思う。昨日、電話でも話をしたから。
でも出て来られないというのは、そういうことなんだろう。
実は春のお彼岸頃から、電話しても彼のお父さんとはどこかぎこちなかった。
それに気づかないふりをしていた。
でも今日で確信に変わった。
少なくとも歓迎はされていない。
でも確かに、そろそろ自分の気持ち本位で動かずに他人の痛みにも目を向けるべきなんじゃないか。
私の想いや行動が、他人の傷を抉り出すことになるのなら、やっぱりそれはやめておいた方がいい。
今、呆然としながらもそんなことを考えいる。