いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

彼の誕生日デート

今日の夕方、仕事が何とか無事に終わって。
彼(の写真)とデートした。


まずは彼が住んでいた街の雑貨屋へ。
可愛い物をいろいろみてまわった。
いろんなものがあるね~なんて心の中で語りかけながら。
ただ、広い店内だけど一人だと30分もかからずに一周できてしまった。
彼と一緒だったら・・多分倍以上はかかるだろうな。
だってわいわい喋りながらまわるだろうから。
そんなことを考えて、やっぱり少し切なくなった。


その後は夕食を食べてドライブへ。
最初は海か公園に行こうと考えていたけれど、何かイマイチだな、いつもと同じような行き先になってしまうな、と感じていた。
車に乗り込んでエンジンをかけた時、突然ふっと思いついた場所。
彼の住んでいた街にわりと近い山。
今まで行ったことなかったけれど、何故か思いついた。
彼からのサインだと思いたい。
そして調べてみるとそこは夜景が綺麗な場所、とも書かれていた。


15分ほどでその山の麓に着き、車で登り始めた。
最初、道は暗くてせまいわ虫がばんばん車にあたってくるわで本当に大丈夫なのか?と思った。
「何か凄い道なんだけど」とか「ここ対向車が来たらまずいよね」とかいろいろ独り言を言いながら(笑)、5分ほど登った。
すると急に視界が開け、綺麗な夜景が目に飛び込んできた。
見える範囲が広く、海や更に向こうの山の方まで街の明かりが見えて、それはもう圧巻だった。
私は思わず興奮して「すごい!すごいよ!〇〇、見える?」なんて言いながら、ゆっくり車を走らせた。
彼がいるところからはもっと綺麗な景色が見られるのかもしれないけれど。
車を停める場所もある、とネットには書かれていたが暗いせいか見つけることができなかった。それがちょっと悔しい。
今度は明るい時に下見して行かなきゃね。
それでもこんな素敵な場所を見つけることができたことは嬉しかった。
彼と・・来たかったなぁ。
彼があの景色をみて、どんな反応をしたか見たかった気もする。


帰ってからは、ケーキを供えてお線香をあげた。
「今日のデートどうだった?」って訊いてみたけれど、もちろん答えは返ってこない。
満足・・してくれていたらいいのだけれど。

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