2人で一緒に
7月16日の友人の結婚式。
正直に言ってつらかった。
友人の結婚式は心のこもったいい式だった。
ゲストに対しての、細かい心配りが所々に見て取れたのが優しい友人らしい。
本当に感動した。もっともっと幸せになってほしいと思った。
それと同時に湧き上がってくるもう一つの感情。
「羨ましい」という感情。
結婚できること。一緒に暮らせること。
それらももちろん羨ましいが、結婚式で一番感じた羨ましい事はそれじゃない。
「夫婦として2人で何かを目指して成し遂げること」
これだ。
多分友人夫婦は結婚式をするにあたって、2人でいろいろ考えただろう。
どうすればいい式になるか、ゲストに喜んでもらえるか、2人でいろいろ案を出し合ったりしたんだろう。
その結果最高の式になった。
2人で一緒に一つのことを協力して行った。作り上げた。
そしてこれからも夫婦として、一緒に何かをしたり、苦労を乗り越えたりするんだろう。
そのことが本当に羨ましかった。
私はもう、絶対にできないことだから。
何かあったとしても1人。最期までずっと。
もちろん親兄弟や友人はいたとしても、生涯を共にする伴侶はいない。
結局最後は自分一人で何とかしなきゃいけない。
自分自身が強くなきゃいけない。
その事実に何だかゲンナリした。心が折れそうになった。
2人で笑いあって、時には泣いたり喧嘩をしたりしながら一つの家庭を築いていく。
彼と一緒にやりたかった。同じ時を歩みたかった。
その前段階で私たちは離れ離れになってしまった。
私は今は1人だから、生活は自分で好き勝手にやればいい。
でも、こんな自由は欲しくなかったよ。
ねぇ、〇〇。会いたいよ。