一種のトラウマ
仕事が終わった。
週末にしては上手くいった。
要領よくこなせた。
だからこそ怖い。
あの時もそうだった。
彼が病院に運びこまれる前日。
2015年11月27日。
私が最後に幸せだった日。
あの日もたくさん仕事が舞い込んだけど、自分なりに工夫してこなせて。
わりと定時に近い時間にあがれた。
1年目にしては自分やるじゃん!なんて自惚れながら足早に帰って、その後友達と遊びに行ったっけ。
ウキウキしてた。楽しかった。
あの時までは。
そして次の日地獄に叩き落とされた。
あの日も金曜日だった。そして今日も。
だからこそ、あの時みたいに何か起こるんじゃないかとソワソワしてしまう。
先のことなんてわからないのにね。
これも一種のトラウマなのか?
きちんと仕事が終えられるのはいいことのはず。
そのことに不安を覚えるなんて、損な性分になったな。
どうか何事もなく、平和に週末が過ぎますように。