いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

予想外だった彼の言葉

最近暗い記事ばかりなので、たまには想い出話(のろけ)を・・


「ナナドゴブってさー、小動物っぽいよね。リスとかハムスターとか。」
彼にこう言われた時、私は食べていたお菓子(クッキーだったかな・・)を喉に詰まらせそうになった。いや、半分詰まらせた。
予想外のことを言われたからだ。
激しくムセかえる私を彼は不思議そうに見ていた。
その時私は、”何を言っているんだ!?彼は視力は良かったはず・・ひょっとして彼は私が実物とは違う姿に見えてるのか?それともトチ狂ってしまったのか?大丈夫なのか?熱にうかされているならすぐに病院に連れて行かねば・・・!!”
わりと大真面目にこんな思いが一瞬で頭を駆け巡った。
このブログを読んでおられる方で、私と実際にお会いした方は多分今かなり驚いておられるに違いない。


小動物、特にリスとかハムスターとなるとチョコチョコと可愛く動く、愛くるしいイメージを持たれる方が大半じゃないだろうか。私にそんな要素は皆無だ。
学生時代『皆を動物で例えるとどの動物か』をクラスメイトで言い合った時、私のイメージとして出てきたのは・・・
『ペンギン』『コアラ』
これはまだ許せる。でも相当気を遣ってくれたに違いない。
口の悪い男子からは『トド』『ナマケモノ』と言われた・・。
いや、でも実際当たっているのだ。私は大きくて丸くて動きがトロい。
なので自分とは無縁のイメージが彼の口から出てくるなんて、夢にも思わなかったのだ。


ムセが落ち着いた後「何言ってるの?目が悪くなったの?大丈夫?私のどこをどう見たら小動物になるの?」と矢継ぎ早に質問した。
すると彼はニコニコ笑いながら「食べている所が小動物っぽい。何か上手く言えないけど、可愛いな~と思って。俺ナナドゴブのこと大好きだけど、食べているところは特に愛らしいな~って思いながら見てる。」
この時多分私の顔は、ゆでダコみたいに真っ赤だったろうな~。
思わず何言ってんだって言っちゃったけど、ホントはすごく嬉しかったんだよ。
彼はそれすらもわかっていたみたいで、時々同じような言葉を私にくれた。
始めは落ち着かなかったけど、最後の方はその言葉を聞くたび嬉しくて彼に甘えてた。


ちなみに嬉しすぎて兄弟にこのエピソードを惚気た時、「・・・。彼氏さん、ものすごく目が悪いの?」と神妙な顔で訊かれた。失礼な・・
でも私のことを小動物みたいと言ってくれるのは、後にも先にも彼だけだろうな。

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