いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

さいごの夜桜

昨日は疲れすぎていて記事を書けなかったが、昨日の夜、職場近くの公園に夜桜を見に行ってきた。
彼のアパートの桜の近くの桜とはまた違った雰囲気があった。
桜の本数が多くて公園のどこに行っても一面桜の景色を見ることができた。
展望台からは、街灯に照らされる桜と自分の住む街の夜景を一望することができた。


彼のアパートの桜を見たときより暖かかったので、一通り見回った後ベンチに座って彼の写真を抱えてぼーっとする。
ぼんやりしているつもりが、ここの公園は急勾配だけどスロープもついているから私が車椅子を押しさえすれば彼も来ることができたよな、とかもし彼が生きていたら週末仕事終わりに待ち合わせして来ることができたよな、とか未練がましいことをたらたらと考えていた。もうどうしようもないことなのに。
あと夜桜って昼間の桜と違ってけっこう神秘さが増している気がする。
妖艶でそれでいて幻想的で儚いというか。上手く言えないけれど。
だからこの世のものじゃないものと繋がれる気がして、人がいないときに彼がそこの桜から出てきてくれないかな~なんて馬鹿なことも考えていた。


今月に入ってから彼の写真といろいろな所にお花見に行ったけれど、結局それはただの自己満足に近いもの。
本当に彼がいるかどうかわからないし、着いて来てくれているのかもわからないし、喜んでくれているのかもわからない。
彼がいるところはもしかしたら比べ物にならないくらい、綺麗な花が咲いているのかもしれない。
私がしたいと思ったことにただ引き回しているだけで。
供養の難しさっていうのを改めて実感している。


今年、夜桜をみるのはおそらく最後になるのでしっかりと目には焼き付けてきたし写真も撮った。
さいごの夜桜、と書いたが今年最後になるのか、それとも私の人生最期の夜桜になるのかはわからない。
でも彼が迎えに来てくれるのであれば、最期の夜桜となってもいいと思っている。

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