いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

お見合い話と優しさと

「ナナドゴブさんって結婚されないのかな?私の知り合いで結婚相手を探している人がいるのよ。ナナドゴブさんにどうかな?」
部署の先輩は今朝、こんなことを他部署の方から言われたそうだ。
「とても優しい人だよ。経済的にも心配はないし。」
結構熱心に勧められたと。本気なのか?
だったらどうして最初に私に言わない。
それに対して先輩は、
「ナナドゴブさんは結婚しませんよ。だから多分その話も無理だと思います。」
と答えられたそうだ。


普通だったら何て失礼なことを言うんだ!と思われるかもしれない。
でも私は嬉しかった。
私は結婚しない。いや、できないと言った方が正しいか。
だって一番大好きな人はもう、この世のどこにもいない。
どんなに願ったって戻っては来ない。
一緒になるなんて不可能だ。
先輩は、私に彼がいて死別という最悪の形で引き裂かれたことはご存知だ。
結婚の約束をしていたことも。
そして今でも私が彼を想い続けていることも。
それを鑑みて他部署の方に言ってくださったのだ。
私の想いを肯定されているようで本当に嬉しかった。
思わずすごい勢いで「ありがとうございます!」と言ってしまった。
先輩は不思議そうな顔をしておられたけれど。


でも、先輩に嘘をつかせてしまって本当に心苦しい。
まさか「ナナドゴブさんは婚約者さんと死別してるんですよ。」なんて言える訳がない。
だから上記のような言葉でしか断れないのだ。
最悪誤解を招くような言葉でしか。
私が逆の立場だったらそんなことができるだろうか。


彼がいなくなって、もう嫌だ、投げ出してしまいたい、絶対無理というような自暴自棄の思いが根付いていることがほとんどだ。
でもほんの少し気持ちに余裕がある時は、先輩みたいにちゃんと人の気持ちを読める人になりたいな。
そしてそれをちゃんと言葉や行動で表せるようになれたらいいな。
願望ばっかりだね、自分orz


とりあえず周りの優しさに支えられてます。ありがとう。

×

非ログインユーザーとして返信する