気持ちがどん底に堕ちて一週間。
とりあえず仕事はした。
そんなに大きいミスはしなかったし、表面上はこなせていたと思う。
でも気持ちは全く入っていなかった。
機械的に目の前のことをこなしていただけ。
人と接する仕事なのに、自分でも最悪だと思う。

一週間が終わった今、なんだか呆然としている。
普通、仕事が終わった週末ってすっきりして開放的になるんじゃないのか。
澱んだ気分はそのまま、疲れだけがどっと襲ってきている。

『仕事なんてしたくない』
これが私の本音だ。
彼が喜んでくれたから、この仕事は続けなくてはいけないとわかってはいるけれど。
何で自分のことでいっぱいいっぱいなのに、人のために何かしなくてはならないのか。
どうして自分の身を削らなくてはいけないのか。
癒してくれる人は、もうこの世のどこにもいないのに。
そんな思いが自分を支配している。
そしてそれが表面に出ないように仮面を固くつけている。

疲れがたまって嫌な自分が出てきてそれと向き合わなきゃいけなくて。
本当に何のために仕事しているんだろう。

こんな悪循環に陥るなら、何もしない方がいいんじゃないかと思う。
というかしたくない。
眠って何も考えずにいて現実から逃げたい。