いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

2017年バレンタイン

彼がいなくなって2度目のバレンタインデー。
仕事をさっさと終わらせたかったけれど、またまたこういう時に限って突発的な何かが入ってしまう。ホント上手くいかない。


花を買ってアパートに帰る。綺麗な桃色の薔薇。
薔薇=愛情を示す花だという認識が私の中にあるので、こういうイベントの日はどうしても買いたくなる。
去年のバレンタインに買った造花のブーケと並んでなかなかいい感じだ。
ちなみにこの造花のブーケもピンク色系統が中心だ。
私自身、普段ピンクはあまり好きではないのだけれど、こういう日は彼の写真の周りはピンク色で埋まってしまうのは、ピンクも愛情を表すというイメージが無意識のうちにあるのかもしれない。


そして当初の予定通り、クッキーを焼く。
今年もまあまあ上手く焼けたと思う。形は別として。
そしてそれを彼の写真の前に供え、語りかける。
「今年のクッキーはどう?美味しい?」とか「愛してるよ、〇〇。」とか。
でも、答えは返ってこない。
例え「マズい!!」という言葉でも、彼の声が聞こえたら私は泣いて喜ぶのに。
マズいと言われて喜ぶのは私ぐらいだろうな、きっと。


でも・・多分だけど彼は「美味しいよ、ナナドゴブ」と言ってくれる。
彼の言葉を聞いてもいないのに想像するのは好きじゃないけど、そういう人なんだよなぁ彼は、とも思う。
だって一度彼のアパートでまっずい料理を作った時も、「美味しいよ」って言ってくれた人だから。
「味云々とかじゃなくて、一生懸命作ってくれたナナドゴブの気持ちがこもっているのがわかるから。だから美味しいよ」なんて照れくさくなるようなことを言ってきたのだ。
「やっぱりマズいんじゃないか!」なんて照れて言ってしまったけど、嬉しかったんだよ、すっごく。
そんなことを思い出して、少し切なくなったりもした。


でもやっぱり好きだ。世界で一番大好きな人だ。
今日、改めてそう実感した。

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