いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

昨晩みた彼の夢

昨日は家へ帰ってから夕食も食べずに速攻で寝た。
最近とても疲れやすい。
落ちた体力を何とかせねば。


そして彼の夢をみた。
夢の中で、彼は外傷性くも膜下出血を起こしたけれど、何とか退院し実家に帰ったという設定だった。

ただ全失語と麻痺がかなり残っている、と夢の中の自分は認識していた。


彼の実家に着き、ドアを開ける。

そこには車椅子に座った彼がいた。

表情は乏しかったけれど、目はしっかり私を見ていた。

「◯◯~デートしよ!」

そう言って彼の車椅子を押そうとした。

すると彼は私の方を向き、「ナナドゴブ」と言ってぎこちなく微笑んでくれた。

私は夢の中で興奮し飛び上がった。

今思うとよくこの時目覚めなかったと思う。

◯◯が私を呼んでくれた‼笑ってくれた‼

もうあまり喋らないと聞いていたのに!


その後彼のご両親が、「両側から支えてあげたら、自分でトイレも行けるようになったんですよ」とおっしゃっていた。

ちなみにこれは現実では絶対にありえないことだ。

でもその時の私は疑うことなく信じた。

『なんだ、身体の状態もむしろ以前よりいいじゃん。やっぱりすごいよ◯◯は。以前お世話になった福祉施設の人とか訪問看護の人とか、今の彼をみたら驚くだろうな』と考えた。


そして私は一旦車に戻り、準備をしている所で目が覚めた。


一瞬で現実に引き戻される。

悲しくはなるけれど、この感覚にももう慣れた。

一年前の自分だったら泣き叫んでいたに違いない。


どういう意味の夢なんだろう。

あったかもしれない未来?

でも有り得ないことも夢の中ではあったので、やっぱり願望か。


彼は現実では車椅子だった。

そして最後、脳出血で目覚めたとしてもさらに障害が残ると言われた。

せめてあちらの世界では、何の障害もなく自分の脚で走り回れているといいな。

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