2016年を振り返って
2016年を迎えた時。彼を喪って1ヶ月も経っていない時。
呆然としながらも、私は目標をたてた。
1、生きる
2、仕事をしっかりこなす
3、彼の供養を自分なりにしっかりと行う
・・・一応ある程度はできたと思う。全力でこなせたかどうかは別として。
なのに、全然充足感はない。
もうあの時から1年経ってしまったのか、という虚しさばかり。
私の時間はいまだに2015年12月4日で止まったまま。
だからもうすぐ2017年になるなんて、彼の知らない年が2年目に突入するなんて信じられない。
今はズレが1年だけで済んでいるけど、これがもっとズレていったらどうなるのか。
今よりももっと虚しくなるのかな。
思えば激動の年だったと思う。
結婚の準備をする年だと思っていたのに、一瞬にして彼を弔う年に変わって。
周りは皆幸せそうなのに、どうして自分がこんなことに!?なんて思った。
絶望の中で慟哭しながら、それでも生きていくのに必要最低限のことをした。
その中で自分の嫌な面もたくさん見え、嫌でもそれと向き合うことになった。
人生の中で初めて味わう感情に翻弄されながら、何とか今日まで歯を食いしばって生きてきて、今ここにいる。
これが良かったのか、悪かったのか。
そしてこの1年の私の生き方はどうだったのか。
彼からはどう見えていたのか。訊いてみたい気もする。
ただこのブログを始めて、同じ痛みをもつ同志の方とたくさんお会いすることができた。
もうダメで挫けそうになって、生きる気力を削がれた時、何回も力をもらえた。
私のブログに共感してくださる方もおられて、本当に嬉しかった。
同志の方の支えがなければ、私はここにはいないかもしれない。
他にも家族、友人、職場の方々などたくさんの人が私を支えてくれた。
本当に感謝している。
2017年は来ないでほしいと思っているし、どう過ごすかも決まってないし、まだまだ前は向けそうにないけれど、周りの人人には少しずつ何かを返していけたらいいな。
皆様が心穏やかに過ごす事ができるよう、願っています。
本当に本当にありがとうございました。