12月の出会いと別れ
出会いと別れの季節というと、大抵の人は3月とか4月を思い浮かべるのではないか。
でも私にとっては12月もそうだ。
大好きな祖母が亡くなったのは12月。
彼と最初に出会ったのも12月。
そして、彼と今生でのお別れをしたのも12月。
不思議だ。
私にとっての重大な出来事は全部12月に起こっている。
強いて言うなら私が今の職場で働くことに決まったのも12月だ。
幼い頃は12月に対して特別何の感情も抱いていなかった。
冬休み、クリスマス、楽しみだな~とか、年末の掃除で忙しくなるな~とかアホっぽいことしか考えていなかった。
でも今は・・・とても複雑な気持ちになる。
これだけの出来事が12月に起こると、また何か起こるんじゃないか、と不安になる。
今年は12月になった途端、自分でもわかるくらい不安定になった。
早く過ぎてくれ!とも思うし、もうこれ以上時間が経たないでくれ!とも思う。
その12月もあと数時間で終わる。
今年は何とか無事に過ごせたかな。
特に大きなこともなかったし。
これからの12月は、めまぐるしい出来事は起こらなくていいから、穏やかに過ごしていきたい。
出会いとかもなくていいから、もう誰ともあんな悲しい別れ方をしたくない。