昨日からの感情
昨日彼の同僚の方にお話を聞いて、彼が倒れたトイレも見てきた。
倒れた当日の様子も聞いた。
同僚の方の言葉を昨日は随分反芻した。
昨日はある程度仮面をつけて行ったせいか、普通に話をすることができたけれど、今日目覚めた瞬間からいきなりきた。
『彼のところへいきたい』
本当に純粋にそう思った。
"行きたい"なのか"逝きたい"なのかよくわからないけれど。
起きてる間はよくないことを考えるから、今日はずっと寝ていた。
なんだかわけがわからない気持ちに占拠されている。
胸の中を誰かにぐしゃぐしゃに引っ掻きまわされている。
"どうして彼だったのか"
"何でこんなことになったのか"
もう今まで何十回、何百回と考えたことを再び考えて、答えが当然みつかるわけもなく苦しくなる。
正直もう嫌だと思った。
もし自分がいなくなった後彼に会える保証があるなら、私は間違いなくとっくに後追いしていただろう。
でも保証なんてないから。
私はダラダラと生きている。
そのことに意味すら見出だせないまま。