いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

祥月命日前日

今日は1日静かな気持ちで過ごすことができたと思う。
穏やか・・とはちょっと違う。静かな気持ち。
思ったよりも感情の起伏がなかった、と言ったほうがいいか。
人と話していないからかもしれないけれど。


お昼頃アパートを出発し、お墓に向かう。
今日は12月だけど比較的天気も良く、暖かかった。
お墓に着き、ピンクと白の花と彼の好きな甘い物、ペプシを供える。
1年前のこと、彼がいなかったこの1年間のこと、そして来年のこと。
たくさんたくさん話した。
傍からみたら一人で喋っているようにしか見えないけれどね。
でも想い出話をしている時、彼の表情とか声とか仕草とか、けっこうリアルに思い出せて嬉しかったな。


そして一番話したのは・・再会した時のこと。
本当に再会できるのかどうかはわからないけれど。
いずれ逢えるとしても・・どんな形で再会するかはわからない。
でもあの世があって、人とか物とか時間の概念とかがそこまでこの世と変わらない世界なのであれば、彼とやりたいことはたくさんある。
今度こそずっと一緒にいたいとか、結婚したいとか、美味しいものを食べたいとか、温泉に浸かりたいとか、彼の手料理をもっと食べさせろとか、ドライブデートをしたいとか、縁側で一緒に茶を啜りたいとか・・。
あとは私が逝く時は絶対に迎えに来て、その時プロポーズして!夢の中だけじゃ足りないから!とかもう本当に一方的な要求をしていた。
文句とか返事は夢の中でよろしく、とお願いしてお墓をあとにする。


次に彼との想い出の場所に行った。
そこは景色(特に夜景)がとても綺麗な場所。一度彼に連れて行ってもらった時とても気に入って、それからちょくちょくドライブデートの時連れて行ってとお願いしていた場所。
お互いの実家からは少し遠かったけれど、彼は嫌な顔せずに「はいはい、好きだねぇ、ナナドゴブもww」なんて言いながら車を走らせてくれたっけ。
彼がいなくなってからは、一度も行っていなかった。
取り乱しそうで、怖くて。


助手席に彼の写真を乗せてはいるけど、今日は私一人。
そしてそこから見た景色は相変わらず綺麗だった。
彼と見たときと全然変わっていない。
ちょうど夕暮れから夜の時間帯で、空のグラデーションと月と星、街の明かりを同時に見ることができた。
そしてその景色を見た瞬間、彼との想い出がお墓にいる時以上に甦ってきた。
切なさと懐かしさ、愛しいといった気持ちも同時に込み上げてくる。
泣きはしなかったが、今日一番感情が揺らいだ瞬間だった。
「ねぇ、○○。絶対にまた一緒になろうね。迎えにきてね。ずっと待ってるから。愛してるよ。本当に愛してるよ。」
自然とそんな言葉がでた。


そして今。また静かな気持ちでこの記事を書いている。
もうすぐ12月4日。彼の祥月命日がやってくる。
今日は比較的静かに過ごせたけれど、明日はどうなるかな。

×

非ログインユーザーとして返信する