いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

11月29日

11月29日。
昨年も一昨年もすごく印象に残っている日。


2014年11月29日。
現在の職場の採用試験を受けた。
この試験を落としたら今年度中はもう転職は厳しい状況だったので、ものすごくプレッシャーに感じていたことは覚えている。
彼はこの日の朝、私にメールをくれた。
「あんまり緊張しすぎないで、ナナドゴブらしさを出して頑張ってね」と。
嬉しかった。
正直、試験の出来はあまり良くなかった。
終わった後、彼に「どーしよー」とメールを送った。
それに対する彼の返事。
「大丈夫だよ。だいたい働きながら転職するって大変なんだから。2~3年はかかるつもりでいた方がいいよ。俺だってそれぐらいかかったし。ナナドゴブは転職活動始めてまだ数ヶ月でしょ。ナナドゴブが希望の場所に就職できるまでちゃんと応援するから。」
このメールも本当に嬉しかった。
何より「ずっと応援してる」という言葉がものすごく励みになった。
そしてその後「それに奇跡的に受かってるかもしれないじゃんww」という若干失礼なメールも来た(笑)
でも面白かったのは、私がその後本当に奇跡的に受かって、彼に電話でその報告をした時だ。11月29日の出来事じゃないけれど。
「おめでとう!すごいじゃん・・てかナナドゴブ出来が悪かったってどこがだよ。受かってるじゃん。俺、先輩風ふかして『じっくり腰を据えることが必要!』なんてドヤ顔で言ったの、ものすごく恥ずかしいんだけど!」と、若干拗ねたような恥ずかしそうな口調で言われた。
電話越しだったけれど、あの時は彼の×の悪そうな顔が容易に想像できた。
可愛かったなぁ・・・。


2015年11月29日。
彼が職場で倒れ、入院して2日目。
彼の意識状態が入院中で一番良かった日。
彼と会話らしい会話をした最期の日。
私がほんの少しだけ回復に希望を持てた日。
「ごめんな、ナナドゴブ。」「頑張って治すから。」「手、握って。」
この3つの言葉は、特に鮮明に覚えている。
あの日が会話できる最期の日だとわかっていたら・・。
もっともっともっと、話せば良かった。
愛してるって言えば良かった。
ありがとうって言えば良かった。
彼の名前をもっと呼べば良かった。
手だってあんな・・1時間程度じゃなくてずっとずっと握っていれば良かった。
ごめんね、本当にごめん。
迅速に物事を判断できない、ダメダメな彼女でごめんね。
あの時はまだ若干パニックになっていて、平静な風を装うだけで精一杯だった。
だけど、全然冷静じゃなかった。


そして2016年11月29日。
昨年、一昨年のことを思い出して、何も変わらない現実に呆然としている自分がいる。
生きる意味もわからずにだらだらと存在だけしている。
「何でだよ~どうしてだよ~会いたいよ~一緒にいたい」と叫んでいる。


もう・・来年の11月29日は来なくていい。
絶対に2016年と同じになりそうだから。
どうして彼と一緒に迎えられなかったのかな。今日を。
ずっと一緒にいられると思ってたから、当たり前のように一緒に迎えられると思っていたのに。
考えれば考えるほど、鬱の無限ループに嵌っていく。

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