いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

二重(ふたえ)━2

そういえば、彼はくっきりとした二重だった。
そして目がぱっちりと大きくて睫毛が長い。
メイクをしたら映えそうな目をしていた。
彼のお父さんもそうだったので、彼の家系の血筋だろう。
彼は自分の目を嫌がっていたけれど。
「目は確かに大きいけれど、そこから下は完全におっさんの顔だよ!?もうアンバランスでしょうがない」と。
「ナナドゴブみたいな切れ長の目が良かったー」なんて言っていた。


私は逆に彼の目が羨ましかった。お互いないものねだりだ。
取り替えてみたいね~なんて冗談で話していたけれど、彼が私の目だったら・・それはそれでちょっと・・という感じがする。
彼の中身が一番好きなのはもちろんだが・・・彼の外見も好きなのでできたらあのままの顔でいてもらいたい。


彼は目が大きいせいか(関係ないか)、考えていることがよく目にも表れていた。
「目は口ほどに物を言う」とは本当のことなんだなって、彼で知った。
ぼーっとしている時は目がぼんやりしているし、何か誤魔化そうとしている時は面白いくらい目が泳いでいたし、真剣な時はきりっとしていてカッコ良かった。
そして私を見ているとき、目をほんの少し細めてものすごく穏やかな目をしている時が何回もあった。
その目を見る度に、あぁ愛されているんだなぁ、幸せだなぁなんて思えた。


くっそー、こんなことを書いていると益々会いたくなってくる。
二重からだいぶ話がそれてるし。
無理やり終わらそう。

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