いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

彼との(エア)デート(2)

美術館を出た後は彼が好きだったラーメンを食べ、その後は雑貨屋に行った。
美術館のある街は、彼や私が住んでいる街よりもかなり大きいため、地元にない店もたくさんあった。雑貨屋もその一つ。


人がたくさんいるので常時声に出すことはできないけれど、心の中でたくさん話しかけながら、彼と店の中をまわった。
『これどうかな?』とか『これ可愛くない?買っちゃおうかな』とか『○○はこういうの好きそうだよね』とか。
店の中にはカップルがたくさん。
私だって今彼が隣にいるんだから!と思いつつもやっぱり羨ましかった。
彼と一緒にこの店にも来たかった。
そうしたら、彼とわいわい言いながら買い物をしたのに。
彼は雑貨屋も好きだから、彼のはしゃぐ姿を見ることができたのに。


結局仕事道具を何点か買い、一休みした後彼のお墓に向かう。
彼のお墓はやっぱり落ち着く。そこにいないとわかってはいても。
人が多い場所にでかけたせいか、思ったよりも気疲れしていたらしくお墓に着いた途端ドッと疲労感が襲ってきた。
でも花を供え線香をあげて彼に語りかける。
前回のお墓参りからあったこととか、今日のデートのこととか。
どうだった?って訊いても答えが返ってくることはないけれど。
それでも楽しんでくれていたと信じたい。


最近、休日はアパートにずっと引きこもっていることが多かったから、たまにはこういう風にデートをしてみるのもいいかもしれない。
ちょっと体力と精神力は使うけれど。
またどこかに行こうね、○○!!

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