今日一日
今日は今までの疲れもあって一日中寝ていた。
目が覚めてもしばらくはごろごろしてまた眠っていく。
夢にも彼は出てこなかった。
夕方になって本格的に目が覚め、少し呆然とする。
そして「あれ?何で彼はいないんだっけ?」と考える。
彼はこの世からいなくなったんだ。去年の12月に。外傷性くも膜下出血と脳出血で。
そしていろいろ思い返す。
彼とICUで初めて対面した時とか、最後に交わした言葉とか、最期の瞬間とか。
彼の葬儀。独特の冷たさの彼。拾った骨の感触。
それらを思い出してやっと納得する。
彼はいないんだと。
悲しくなるけど、叫びたくなるけど、こうしないと自分自身を納得させられないから。
最近は思い返しても涙が出てこなくなった。
良いことなのか、悪いことなのか、わからないけど。
でも、8ヶ月経った今でもこんなことを考えてしまうのは、やっぱり彼の死を受け容れられていないのか。
現実で起こったことだとわかってはいるけれど、信じたくないのか。
納得ができていないのか。
うーん、この状態はいつか変わるのかな。
この状態が何年も続くのは嫌だな。
残された時間が長いのならなおさら。
何で彼がいなくなって、私だけがこの世に残っているんだろう。