現実を直視したくない
今日、何故か唐突に思い出した。
2,3年前、彼と恋愛映画を観た。死別ものの。
その映画では彼女の方がいなくなってしまっていた。
しかもいなくなったのが冬(だったと思う)
・・・思いっきり自分とかぶる。
その映画の内容は断片的にしか思い出せない。
なのに、映画の中で彼と彼女が幸せそうに食事をしていたシーンと、いなくなった後に彼氏が泣き崩れていたシーンだけ何故か鮮明に覚えている。
そしてその映画の後、彼とどんなことを話していたかも覚えていない。
思い出すことを頭が拒否しているのかな。
でもいつか思い出せたらいいな。苦しくても。
あの時は幸せだった。
まさか映画と同じような境遇に陥るなんて思っていなかった。
というか、今の自分の境遇も映画の中のフィクションだったら良かったのに。
ある程度時間が経ったら、彼が「ごめん、ごめん」って言いながら出てきてくれたらいいのに。
でも今の境遇が現実なんだよなぁ。
それを認めるのがつらい。本当は認めたくなんかない。