いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

海辺の道

今日は仕事が比較的早く終わった。

病院の外へ出ると、晴れており心地よい風も吹いていた。

少し遠回りをしてから帰ろうと思い、海の方に車を走らせた。


彼がいなくなってから気づいたのだが、住んでいる街の海沿いの、ある一定の区間に綺麗に舗装された道がある。

もちろん車椅子でも通れそうだ。

今日なんかは散歩したら気持ちよいだろう。実際歩いている人を何人もみかけた。

夕暮れ時の海が見え、癒されるには最高の場所だろう。

夜は綺麗にライトアップもされている。

こんな場所があるなんて、彼がいた頃は知らなかった。


もし今も彼がいたら、「散歩しよう」なんて言って一緒に歩いていたのに。

それができないことがすごく悔しい。

手をつないで他愛もないことを話しながら、一緒に歩きたかった。

清々しい気持ちになれただろうな。大好きな人と一緒だったら。

でもそれはもう二度と叶えられない。


あちらの世界があってこんな景色があるのなら、そしてそこでもう一度逢えるのなら、今度こそ一緒に手を繋いで、2人で「綺麗だね」なんて言いながら歩きたい。

今日、改めて強く思った。

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