いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

北斗七星

仕事から帰ってきて、一息ついた途端、いきなり悲しみの波が来た。

何でいないんだろう、とかどうしてもう会えないんだ、とか今まで何十回何百回も思ってきたことがまた襲ってくる。

拭っても拭っても涙が止まらない。


何とか気を取り直してジョギングに行くけれど、やっぱり途中で泣いてしまう。

走ることに集中できない。

途中から諦めて、散歩するだけにした。

今日はほどよく晴れていて気温もちょうどいい。

冷たくない風も吹いている。

時々空を眺めながらぼーっと歩いていた。

綺麗な三日月と星。

ほんの少しだけど落ち着くことができた。


ゆっくりと30分ほど歩いてアパートが近くなった時。

また空を見上げた。

北斗七星(だと思われる)が輝いていた。

しばらく見ていると、北斗七星が動いている気がした。

一瞬驚いたけれど、すぐ近くにあった雲が風に吹かれて動いたので、北斗七星そのものが動いているように見えただけだった。


そしてそれを見た瞬間、あぁ私の時間は進んでいるんだなって妙な実感を持った。

私は・・・歩いていかなくちゃいけないんだって。

もちろん彼に会いたいという気持ちもあるんだけれど。

実感した瞬間、悲しみや寂しさが私の胸に広がったけれど、泣き叫ぶことはなかった。

本当に不思議。


彼がいなくなってから、私の感性はかなり変わったと思う。

彼がいたころには気にも留めていないようなことで、感情が変化するようになった。

良い変化なのか、悪い変化なのかわからないけれど。

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