依存
「俺、ナナドゴブに依存してしまってるな~。マズイな~。もうナナドゴブがいないなんて考えられない」
彼がよく私に言っていた言葉だ。
その時私は変に大人ぶって、「私を好きでいてくれるのは嬉しいけど、依存はダメだよ~。私がいなくても生きていけるように!何があるかわかんないんだからさ。」と返した。
その時は本気でそう思っていた。
お互い、自立して支えあえる関係がいいって。
彼は「嫌だー!ナナドゴブがいいんだー!!」って言いながら抱きしめてくれたっけ。
・・・・・・・・・・。
今、彼が言っていた言葉をそっくりそのまま、彼に返したい。
依存しているのは私の方だ。
彼がいることが当たり前になりすぎていて、彼がいないことなんてまるで考えていなかったのは私の方だ。
「依存」って知らないうちになるって、本人は気づかないって聞いたことがあるけど本当なんだね。
彼がいなくなってしまってから今まで、何とか生きてこれた。
でも彼がいない毎日が続いていくと思うと、つらい。
彼がいないと私は生きていけない。
こんなことを考えるのは良くないとわかっているけど・・・
早く迎えに来てほしい。
このままだと狂ってしまいそうだ。