ドライブをして
ぐるぐると3時間ほど走ってまわった。
車を停めて、彼の写真とぼーっとしてた時間もあったから、実際に走ったのは2時間もないかもしれないけれど。
それでもあっという間だった。
実家近くの想い出の場所はそれほど変わっていなかった。
彼と一緒によく行った公園は、相変わらず綺麗な芝生で私を出迎えてくれたし、そこから見える風景もほとんど変わっていなかった。
ただ、そこに行くための道路は景色が少し変わっていた。
あったはずの店がなくなっていたり、新しく建物が建てられていたり。
やっぱり時間は流れているんだなぁと実感せざるを得なかった。
彼のお墓の位置もとりあえず確認。
来月からはちょくちょく来ることになるだろう。
そんなに賑やかな場所ではないので(当たり前かもしれないが)、ゆっくり彼と語り合うことができると思う。
彼の祖父母や曽祖父母も同じお墓に入っているため、彼も寂しくないだろう。
でも、できたら同じお墓に入りたかったなぁなんて思った。
これももう絶対叶わない願い。
ドライブしている途中、無性にチョコが食べたくなった。
彼が食べたがってるんだと(勝手に)解釈して、途中コンビニで買って食べた。
助手席に置いた彼の写真にも一つ供えた。
ドライブしている間、彼の乗っていた車と同じ車種の車と10台くらいすれ違った。
いつもよりかなり多い。色まで全く同じものも2台。
けっこう世に出回ってる車なので、偶然と言われればそれまでだけれど。
嬉しかった。
わがままかもしれないけれど、たまに彼にそばにきてほしい。
そして、何かサインを送ってほしい。