いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

彼との旅行~京都国立近代美術館~

彼とは東京だけじゃなく、京都にも旅行に行ったことがある。

2011年の2月。

桜とか紅葉の時期はものすごく混むよね、とのことで、冬に旅行したのだ。

・・京都の寒さを甘くみていた。

お互い、寒いね~なんて言いながら、身体を寄せあってデートしていたのを覚えている。


その時は京都国立近代美術館に行った。

バスに乗車して数十分。

立派な建物の前に着いた。

晴れていたけど、相変わらず寒い。

足早に建物の中に入った。


その時、京都国立近代美術館ではある画家さんの個展をやっていた。

偶然だが、彼も私もかなり好みだった。

描いてある場面はお世辞にも明るい場面とは言えず、色彩もかなり暗いものだった。

でもただ暗いだけじゃなく、絵の中から繊細な哀しみとか、寂しさとか、ほんの僅かな希望とか・・絵の場面と相まって読み取ることができた。

そこに惹かれたのかもしれない。

彼も同じように感じていたらしく、「この絵、すごく繊細な迫力があるよね」なんて言いながら一緒にみてまわっていた。


あっという間に見終わり、彼とこの美術館を選んで良かったね~なんて言いながら、カフェで温かいお茶を飲んだ。

ちなみにその後別のカフェを通りかかった時に、ものすごく美味しそうなフルーツパフェがあって、彼とここでお茶すれば良かったね~なんて残念がったことを覚えている。



そしてあの時みた絵の画家さん。

ずっと名前を思い出せなかったけど、この記事を書くために調べたら記録が残っていた。

相変わらず、好みだった。

この方の個展が近くで開かれたら、行ってみようかな。

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