いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

彼との旅行~国立科学博物館~

2010年10月。
彼と私が地元と東京で遠距離だった時。
彼が東京に遊びに来てくれた。
前々から彼と、ここはどうしても行きたいね、と行っていた場所があった。
それが国立科学博物館だ。
彼も私も博物館や美術館が好き。
なので一回は行っておこう!ということになった。


彼が東京に来て3日目の午後に行こうって話になった。
で、当日。
入館してパンフレットを貰った瞬間、絶句した。
広い。広すぎる。
えぇ、彼も私も地元の博物館(見るのに2時間で時間が余るくらい)のノリだったorz
馬鹿だね。国立だから規模が違うってのに。
地上6階。地下2階。それぞれのフロアも広い。
今ならわかる。
半日で国立科学博物館をまわろうなんて無謀すぎる。
彼も私もネタバレ(?)を避けたくて、あまり事前に調べてなかったのが仇となった。


呆然としながら彼と、「どーするよこれ・・」「とりあえずまわろっか・・」なんて話をしながら展示物を見てまわった。
しかし当然見終わるわけがない。
最後はパンフレットをみながら、お互い興味のあるフロアだけまわった。
それでも駆け足だったけれど。
さすがに国立なだけあって、車椅子でも全然回りやすかったな。
レストランでちょっと早い夕食をたべながら、「こんなに広いなんて、国立博物館をナメていた。次は絶対ゆっくり全部みてまわろうね!」なんてリベンジを誓い合った。
彼へのお土産に、3Dクリスタルのストラップを内緒で買って渡したのはいい想い出。


彼は全部見れなくて本気で悔しそうだった。
私は博物館で興味のない展示物の解説文は読み飛ばすことが多いのだけれど、彼はそこまでじっくり丁寧に読んでいたから。
本当に探究心の強い人だった。
だからこそ、もう一度一緒に行ってみたかったな、なんて思う。

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