いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

”あの時のこと”を書き終えて

彼が突然倒れた日のこと。わずかな期間しかなかった入院生活。
そして彼がこの世を去った後のこと。
とりあえずは書き上げることができて良かったと思う。
ここまで引き伸ばす予定は正直、なかったけれど。
最初は3回忌までに!とか言っておきながら、気分が一旦堕ちてしまい、ずるずるとここまできてしまった。


入院生活のことは、一応まだ彼が生きていた時だからわりとあっさり書けた。
書いたのもブログを始めて2ヶ月ぐらいの時だったし。
だけどそこからはなかなか筆を進めることができなかった。
彼が入院してからのこと。彼がいなくなってからのこと。
どちらも辛かったことは間違いない。
でも辛さの質がぜんぜん違う。
希望のある辛さ。絶望しかない辛さ。
両者の間には絶対的な壁がある。
その壁を越えられず、書く時は悶々としていた。


それでもあの時のことを思い返して、それを文章に残して、その時の感情を改めて心に刻めたのは良かったと思う。しんどかったけれど。
そして改めて忘れたくないと実感した。
あの時の痛みや絶望も。悲しみや怒りや寂しさも。その中で見えた周りの人たちの優しさも。
思い返すたびに胸がざわざわするのは間違いない。
でもそれだけ、彼のことを愛しているってことだから。
その痛みも傷も、全部引き受けて生きていきたい。


愛する人との時間は無限じゃないってこと。
私は彼と死別したことで、それを嫌というほど実感した。
若年で最愛の人と死別する。本当は経験したくないこと。
でも最期に彼が身をもって教えてくれたこと。
彼が教えてくれたことを糧に生きていきたい、なんてかっこいいことはまだ言えないけれど、無駄にはしたくないな、と最近ようやく思えるようになった。
少しずつ、自分の中で昇華できているのだろうか。

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