いつかあなたに逢いたい

2015年12月に6年付き合っていた最愛の彼を喪いました。
正直どう生きていったら良いのかわからないまま・・・今を過ごしています。

寄り添えていたのか

夢を見た。
彼が出てきた夢じゃない。
私自身が、彼と同じように脊髄を損傷し、車椅子で生活している夢。


夢の中の私は彼ほど障害は重くなく、少しだが片脚も動かせた(という設定)。
それでも車椅子生活は相当不便だった。
坂道を登るために必死に車椅子を漕いでいた。
普段何気なく行っていた場所に全く行けなくなった。
自分の身体が思ったとおりに動かないことに、ものすごくもどかしさを感じた。
悔しかった。


ちなみに夢の中で、私はもう一度大学受験をしていた。
今までしていた仕事ができなくなったから、違う資格を取得する、という名目で。
なのに受験当日、いく道を間違えて、でも車椅子でそう簡単には戻れなくて焦っていて・・・というところで目が覚めた。



この夢はどういう意味だったんだろう。
彼がしていた苦労を、少しは体験できたのだろうか。
もちろん夢の中で私が感じた苦労なんて、実際の彼の苦労からみたら全然たいしたことはないだろう。
でも、実際に自分がその立場になってみて、初めて実感した。
こんなに大変なんだと、身をもって知った。
知識として”大変なんだ”とわかっているのとは全然違う。
実際体験すると、大変という思いのほかに悔しさとか何で自分が・・とかいろいろな感情がついてくるのを知った。
彼もこんな思いを抱えていたんだろうか。


私は・・彼の気持ちに一体どれだけ寄り添えていただろう。
彼の気持ちをほとんど理解できていなかったかもしれない。
彼の苦労すら知らず、平気で無茶な要求をしていたかもしれない。
それが結果的に彼の寿命を縮めてしまったのかもしれない。
それだけが原因・・とは言わないけれど。
そんな思いが再燃した。

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